建物の劣化状況を把握することにより、工事項目の優先順位や工事仕様の策定検討に活用します。
組合員の皆様に建物現状を認識して戴き、共通認識のもとで計画を進めることが重要であると考えます。当社は報告書だけではなく、現況ビデオも併用し「わかりやすさ」を心がけた報告会を実施し、大規模改修への合意形成を図っていきます。
新築時の仕様は、経済性を重視する為に耐久年数修繕周期が異なります。大規模改修工事では12年周期、メンテナンスは6年周期を考慮した過大にならない適切な仕様の提案をします。
建物形状や各部位の納まりを確認し、個別性を把握することで修繕の仕様だけではなく改良・改善の提案を検討します。
マンションの工事実施は技術と共に合意形成が重要と考えます。その第一は、施工会社選定基準を作成し、公正な選定が行われたことを証拠書類として保存することで対処をします。 施工会社とは、パスワードによる見積資料の取得等インターネットを活用します。
選定基準を事前に明確化した上で、段階的選定を行います。
各段階においては、企業力、価格、人材を確認することにより総合的な判断が可能です。
現場監理時には都度、監理記録を提出します。管理組合様とタイムリーな情報共有を心がけております。
時として起こり得る工事開始後の設計修正には、既設計に固執することなく組合により良い提示・提案をしていきます。
品質の確保については事前に試験施工を行い各工程での塗布量、パターンの仕上り等を確認し、施工上の注意点、仕上を作業員を含め確認することで品質の均一化を図ります。